top of page
kotte.jpeg

ART
SCHOOL

Started in 2013

  • Instagram

kotte.art.design@gmail.com
毎週(金)9:30-10:30,10:45-12:00,13:00-15:30
毎週(土)10:00-12:30,13:00-15:30

​第1&3(日)10:00-12:30
253-0012 神奈川県茅ヶ崎市小和田1-2-33
●JR辻堂駅西改札(下り先頭車両/上り最後尾車両乗車)⇒南側出口より18分
(南側の線路沿い茅ヶ崎方面へ直進700mのルート)
●バス停西小和田より4分


1-2-33 Kowada, Chigasaki City, Kanagawa Prefecture
▷18 minutes walk from the West Ticket Gate ⇒ South Exit of JR Tsujido station/2 minutes walk from bus stop 「Kowada」

ART IS.
アートとは何か?
アートとは、自由でありながら​美術史に則った世界である。ルール、セオリーが充満した世界――それは難しく権威的に感じるかもしれない。そんなことをせずとも、時代の流れに則って、新規アカウントを開設するようにわたしたちはいつだって作家になれる。しかしそれは「お金」が支配する拝金主義の世界。フォロワーや、売れた数によって作家の価値は固定化し、作家として生きていくことはできる。将来は有望かもしれない。しかし美術とは何だったか?美術とは学問である。ここでアートというと語弊が生じてしまう。バルーンアート、ボタニカルアート、ネイルアートというように、何でもアートとなってしまう。だからわざわざそのアートの範疇と区別するために「美術」「現代美術」という語を使用しなくてはならない。しかし語としてはアートも美術を指すものであり、もとい美術とは図(アート教養課程)に示したような観点である。

絵画絵画は大きく二つに分けて抽象と具象の概念が存在する。絵画においての抽象は、具体的で即物的な表象から切り離される。ここでは「絵画に限って」と強調しておく。もしも絵画でない場合は、そもそも矩形かつ携帯可能な、絵の具のような流動性の伴う材料を駆使する絵画の概念が適用されないからだ。だからここでは文学や哲学においての非物質的な抽象とは区別する。
絵画においての抽象とは、1.絵の具の物質そのものの潜在能力である。これに加えて矩形が示す範囲において、構図、面積、空間認識が考慮される。また空間ではなく物理的で化学的な現象として、多種多様な絵画技法のみで抽象画が成立する。また抽象絵画は具象絵画との対比構造において成立する概念のことから、2.「抽象化」という具体的で即物的な事象から、形態のみを抽出して変形させる考えを生み出す。キュビスムのように、大きな変化を加えることによってデフォルメさせるのだが、これは元に、対象となる物理的対象が存在するパターンの抽象である。(《アヴィニヨンの娘たち》パブロ・ピカソなど)次に、対象となる物理的存在が存在しないとなると、言語でいう抽象と同様となる。3. イメージはするが具体的なイメージが定まっていない語(社会、湿度、風景、平和など)を絵画で表象化させようとすることは、目の前に存在するデュラレックス社のコップを描くこととは異なり、完全なる抽象となる。(マレーヴィチ「シュプレマティスム」より)以上が美術史における抽象画のパターンである。
絵画においての具象は、19世紀までの抽象画が存在しなかった時代からは存在し得ない語であり、20世紀以降に抽象絵画、抽象的概念と区別するための語である。スーパーリアリズムのように「こういったこと」では誤魔化せない、ありのままの事象への表象化は、具象と特筆する上では欠かせない表象の姿勢である。近世までの絵画では、具体的であっても宮廷絵画や風景画、風俗画ではプロパガンダや宗教神話によって、本質的に抽象化された具象画である。それは現代の視座によってドキュメンタリーではないと解明された抽象が内在された具象画であり、真実か否かは史学的配慮が必要とされるため、ファクトチェックが可能な現代においての具象画とは一線を画する。ジェリコー《メデューズ号の筏》やクールベの裸体表現であっても、作者個人の思想と切り離すことはできない。この報道写真と同様の正確な事実性は、近代以降の美術史においても重要視されることなく、むしろ事実を材料に、脚色や強調、デフォルメなどを施すことで芸術を担保してきた。すなわち具象画といっても、即物的に写し取ることを芸術の世界では求められることはなく、芸術の在り処は抽象の概念をもって成立するとも言える。


インスピレーション
そもそもどうやって美術作品をつくことができるか?あなたは「何」から作品制作をしようと動機づけられたのか。少なくとも模写のように美術作品を模倣したり、影響を受けて同じようなスタイルで制作しようとする動機は除く。あくまでもオリジナルを目的としたインスピレーション研究である。作品制作のインスピレーションを生む要因は、哲学、科学、物理学、社会学、民俗学、宗教、ナショナリティ、人間関係、精神​、経験などである。これらは既に創られた文化資源とは異なり、材料として横たわっている現象の学問であり、現象そのものである。作品制作の動機となった出来事がどの分野に属していて、なぜその出来事を注視したのかを美術以外の学問を通して研究、把握していく。このフィールドワークは、作品の発生源としての重要な裏付けとなり、作品の重要な要素や手がかりとなる。

美術史今日の制作物への批評は、その作品が上手い、とか「なんか良い」だけでは推し量ることができない。制作をすることもテーマも自由ではあるが、美術はルールやセオリーが非常に多い学問だ。調理の世界とも似ているかもしれない。基本的な美術の知識、絵画を扱うならもちろん材料の知識、技術である。SNSですぐに作家を名乗ることも出来るが、拙い表現は、

感染症対策ご来校時には以下のご協力をお願いいたします。◯マスク着用  ◯検温(37.5℃以上の方の入室はご遠慮いただいております) ◯来場時手洗い及び手指消毒◯その他、咳・喉の痛みなど風邪症状のある方はご来場はお控えください 

NEWS

金曜クラス開設のお知らせ:9:30-10:40(0-2歳)、10:45-12:00(3-5歳)、13:00-15:30(大人,シニア) 

年末臨時開校12/28,29,30​クロッキー会【定員5-6名】体験授業がわりに参加OKです。12/28(水)モチーフ:風景 12/29(木)モチーフ:人物 12/30(金)モチーフ:人物[​参考作家:アントニオ・ロペス、エドワード・ホッパー、レオナルド・ダ・ヴィンチ、エドヴァルド・ムンク]授業料:1回参加:2.500円 2回参加:5.000円 3回参加:7.000円 【予約】ボタンにて氏名・人数・回数を明記の上メール送信ください。教室より決済メールを受信しましたら事前決済手続きをお願いいたします。決済完了にて予約完了となります。(終了しました)


 

カリキュラム
kotteの授業では単位表(pdf)に則り授業を進めていきます。カリキュラムの修了目安は2~3年で、1-1絵画材料基礎より順に、章ごとに進めます。絵画の抽象と具象の違いを理解し、自主研究としてインスピレーションや美術館の観覧などを随時行い、彫刻や映像、インスタレーションやその他の表現形態など徐々に現代美術表現へと移行し、修了制作を行います。単位修得後は作家活動のみならず、文体での活動、鑑賞を目的とした活動など、幅広くアートの知識や技術を生かした活動に役立てます。

時間枠/授業料  
内税/毎月25日自動引落とし,前月事前決済
◯入学金  ¥11.000 
入学プレゼント
クロッキー帳,デッサン鉛筆6B,B,3H,練りゴム,世界堂学生カード


◯毎週(土)クラス
[月4~5回] ¥12.000 (小学生11.000円)

10:00-12:30(小学生,大人,シニア合同)
13:00-15:30(大人)

◯第1&3(日)クラス
[月2回] ¥7.000

10:00-12:30(小学生,大人合同) 

◯毎週(金)クラス
[月4~5回] ¥12.000 (大人,シニア)

13:00-15:30

◯毎週(金)クラス(5歳まで)
​[月2~4回]¥6.000〜8.000



体験授業●大人:毎週(土)13:00-15:00 ●小学1年生〜大人対象(小学生,大人合同クラス):毎週(土)10:00-12:00または第1 or 3 (日)10:00-12:00  ★デッサンまたは抽象画から選択ください。★授業料の決済完了にて予約完了となります【お名前・希望クラス日程を下記より送信ください ◯汚れても良い服装orエプロン等、作品持ち帰り紙袋(A3程度)をご持参ください】


◯デッサン基礎まずは写実的な技術と観察の方法を学びましょう。アートの入り口はここからです。鉛筆などの道具の使い方をはじめ、巨匠のデッサンに習い、これまで当たり前だと思っていた物のあり方を打破していきます。固有色、輪郭線の消去、明度、コントラスト、境界線など物と物の関係性、ピント調整など、写実/リアリズムには様々な「存在する」ポイントがあります。これらに少しずつ、触れていきましょう。[​参考作家:アントニオ・ロペス、ピカソ]体験授業料:2.500円 ★画用紙代・材料代・税込み

◯絵具基礎キャンバスに油絵具(小4~大人)またはアクリル絵具(こども,小3まで)で抽象画を制作します。抽象画とは、人物や物など「何か分かるもの」ではなく、シミや意味のないかたち、絵具の飛び散り、線、点、色面など「わからないこと」を表現する方法です。何かを模していくことは練習し、対象年齢もある程度大きくなってから(字をうまく書けるようになる頃から)ではないと難しい場合があります。しかし抽象画は、年齢を問わず誰でも技術の壁を感じることがあまりなく、取り組みやすい課題となります。具象画のように模していくことから解放され、基本的な絵具の混色方法や、画材や筆の使い方などにまずは取り組んでいきます。体験授業料:3.500円(油絵),3.000円(アクリル) ★キャンバス代・材料代・税込み

Composition,black center:後藤てるみ

講師
後藤 てるみ アーティスト
1985年神奈川県生まれ。2009年武蔵野美術大学油絵学科卒業。2013年よりアートスクール《kotte》主宰。範囲は美術史、絵画理論、現代美術、デザイン、インスピレーションなど。[学芸員免許:第1235号 取得]
主な活動歴


2022年《知的生命体》[個展](Gallery月極)、《58のマニフェスト 》、プロジェクト[オペラーカス]( 藤沢市アートスペース)

2020年《物理的な接触ー平和に向けて》プロジェクト[SUPER NORMAL](Gallery OUT of Place TOKIO, 東京)、《形而上絵画》[国立奥多摩美術館~もちつもたれつ奥多摩コイン~](Gallery αM, 東京)

2016-2021年《#111アート》《#共同彫刻》《#保育者アート会議》《こどもの環境芸術》《平成爆発展》ほか展覧会,プロジェクト,授業多数企画 (kotte,神奈川)

2009年《大自然を訴える会》(camp, 東京)、《2009年の芸術》(武蔵野美術大学, 東京)

2008年《国際紛争をやめてください》《ジャンバラヤ》(Art Center Ongoing, 東京)

Photo:Sakura

TerumiGoto.jpg
bottom of page