
Communication with the universe,3
2018
Oil and acrylic on canvas, 514mm×363mm
©︎Terumi GOTO

Communication with the universe,4
2018
Oil and acrylic on canvas, 605mm×500mm
©︎Terumi GOTO


Communication with the universe 5
2018
Oil and acrylic on canvas, 455mm×380mm
©︎Terumi GOTO
Communication with the universe 6
2018
Oil and acrylic on canvas, 652mm×530mm
©︎Terumi GOTO

Communication with the universe 1
2018
Oil and acrylic on canvas,
©︎Terumi GOTO
アートスクールの運営
Management of 「ART SCHOOL STUDIO kotte」 , /Current from '13 in Kanagawa Japan
アートスクールとスタジオ「ART SCHOOL STUDIO kotte」
後藤てるみによる日本のアートの土壌開発によるアート活動
運営,2013年創立から現在に至るまで未来までずっと
/神奈川県茅ヶ崎市

「単位カード」
こなしてきたカリキュラムが忘れ去られてしまわぬよう、客観性を持たせた「アート教養のための単位カード」である。大学と同程度のアートの学力=教養を身につけた証をカードとして持てることとなる。
より確かなアート教養を獲得するには客観的で多様で自由な精神を育むカリキュラムが必須である。がしかし日本の美術大学の教育システムは戦前教育そのもので、近年及び軽く50年以上も前からアカデミックすぎるシステムは変わっていない。年間数百万の学費を払う意味もない。美術史の教科書を開いてみると、100年前に、とっくに絵画の歴史は一旦幕を閉じている。絵画だけの受験システムに何の意味があろうか。未だに絵画の受験対策を行い続けることで、諸外国からどんどん遅れをとり、嫌味を込めて「孤高の職人気質な工芸絵画を生む日本人」と呼ばれてしまうことにグローバルでシーレスな時代を生きる現代人として恥じらいはないのか。絵画はおそらくクラシックなものとなり、現代も尚楽しまれているしもしかすると新しい表現が可能かもしれないし可能性をゼロにはしたくない。だからこそ、
「あなたはどういうつもりで描くのか」そこを問い続け、新たな創造主を生むことがわたしのアートスクールでの任務である。未来は夢いっぱいである。子どもたち含め制作者の未来をわたしは守らなければならない。


Current kotte(at studio)/ 11.2018
現在のkotte(スタジオ)/2018.11

A new renovation of kitchen/ 4.2016
キッチンの新設/2016.4

At the time of establishment / 2013
設立当時/2013
アーティスト後藤てるみと共に使用するアートや社会活動をしていきたい人のための制作スタジオ。

ART SCHOOL.STUDIO kotte併設ギャラリー
(左) 現代作家の展覧会 ROOM1
(右) 小作品~大型の作品販売 ROOM2


技法設計様式 , 2017
Oil and acrylic on canvas,
©︎Terumi GOTO

技法設計様式 , 2018
Oil and acrylic on canvas,
©︎Terumi GOTO

技法設計様式 , 2017
Oil and acrylic on canvas,
©︎Terumi GOTO


技法設計様式 , 2017
Oil and acrylic on canvas,
©︎Terumi GOTO
技法設計様式 1 , 2015
Oil and acrylic on canvas,
©︎Terumi GOTO
スピード定着の様式
芸術とはそもそも純粋な動機である。純粋であるがゆえ、純粋な制作を行うためには、脳内に現れたランダムなイメージを、整理することなく、現れた瞬間に画面に表し、定着させるべきだ。いちいち取捨選択をしたり、整えようとしたり、ナンセンスだと思うモチーフはなかったことにして捨てようとすること、それこそがもうナンセンスの塊なのである。ちっとも構わず、恥ずかしげもなく、現れたイメージをそのまんま出しなさい。しかもたった1秒も立ち止まることもなく、猛スピードでイメージを定着させることに努めなさい。そうすればあなたは、そのがむしゃらに表した画面から初めて離れて絵を確認した時、大いに感動し、意外な程に素晴らしく出来上がった絵画に、涙を流すだろう。
初めてこうやってできた作品を描いていたとき、なんとなく、頭の右後ろで “岡本太郎” と4文字現れた気がした。この時期5円チョコを買ったら、おみくじが付いていて、「ゲイジュツはバクハツだ!」とうすく小さく書いてあった。当時わたしは岡本太郎なんて好きでもないし知りもしなかったのに。なんとなくそれは「太郎先生」であり、なんとなくそれから太郎先生に応援されているような気持ちになった。

スピード定着の様式,15分で仕上げた2枚のキャンバスをホチキスでくっつけた絵画
,2007
Acrylic and tape on canvas,
©︎Terumi GOTO


それから油絵の具は使わなくなった。まったく馬鹿げているからである。純粋な動機とイメージが浮かんでいる間に、混色をしたり、高価な絵の具と数種類の溶き油を使用して描く行為なんて、非芸術的行為に過ぎない。そんなことをしている間にスッと浮かんだイメージが、逃げてしまう。イメージはすぐに逃げるのだ。だからなるべくイメージに合う色のアクリル絵の具を、猛スピードで買いに行くことにしたのだ。
スピード定着の様式,あかちゃんはただひたすらに
,2008
Acrylic on canvas,
©︎Terumi GOTO
playground equipment
@神奈川県茅ヶ崎市内保育園
,2017~
「Graffiti House Cafe」
@Musasino Art University,2007
「ARTIST TALK voi.1~4」
@Musasino Art Universesity,2008



Communication All Over The World -I want to see you- / 美術の説法
~アートの本質を分かってもらいたい~
@Musashino Art University,2008

将棋
@GAP's Entrance,Harajuku,2008
「We Call on a Big Nature
大自然を訴える会 -四匹の獣による大演奏会-」
~自然の「匂い」を感じる~
@Camp,2009

ーおねがいー
【kotteの授業は全て後藤てるみによる著作物となります】
●レジュメの無断盗用・転用一切禁止(SNS利用問わず)
●当授業の録音・録画一切禁止
●ホワイトボードの記録はご自分の学習のみお役立てください
●教育システム、並びに講習会システムの無断盗用を禁じます
●授業で使用されたかどうかに関わらず、後藤てるみ作品および受講生作品は著作物となります
●授業内容およびkotteのアートシステムのビジネス利用は固くお断りいたします。[kotteの研修制度]を問い合わせください。
●上記の旨が発覚次第、著作権侵害としてしかるべき措置をとらせていただきます
ーkotteの美術教育的立場ー
●kotteでは2013年の開校以来から、芸術の盗用について自覚的な立場をとらせていただいています。例えばポップ・アートの文脈にしても、既製品利用及び、他の著作物利用の「芸術作品」において、必然性と自覚の有無を受講生全員に確認を取っています。したがってアニメ、キャラクター、変容困難な「既成」の芸術材料(マスキングテープ、包装紙、雑貨一般等)ほか、制作者自身ががんばって生み出した「良さ」ではなく、既に良しとされているもの(有形無形に関わらず既に世に出されているものすべて)を無自覚に作品へ利用、並びにSNS等での投稿によるアーカイブ化は、当校では慎重な姿勢を貫きます。後藤てるみ作品につきましても、某インテリア誌表紙に無断でクレジット表記がないまま掲載される事案が発生しております。制作物はいつどこで制作者の意にそぐわないかたちで利用されるかは未知です。kotteでは著作物利用と既製品無自覚利用を未然に防ぐための「無自覚使用による芸術素材一覧」は以下に記しました。尚、自覚的で理由があり、芸術としての意義や意図があり(「シミュレーショニズム」椹木野衣,参照)、仮に著作権侵害として訴えられたときも、覚悟と、ご自身で責任を全うする場合はこれに該当しません。利用を考える上での最低限のモラルと元の制作者[作家,企業(企業にも専属のデザイナーや作家が従事しております.中小企業であっても従業員という個人による著作物であることに変わりはありません)]への敬意を払って創作していくことをkotteはこれからも望みます。
無自覚使用による芸術素材一覧(2020年4月作成)※正確には禁止ではない
【物質編】
マスキングテープ、包装紙、柄物の折り紙や布、空き箱、出版物、雑貨一般。粘土や絵具と違い「変容が難しいもの」(物質を超えることがなかなか難しいもの.美術作品は材料を超えることができます)
【非物質(データ等)編】
web上での他人作成のコンテンツ、画像検索素材、他人が撮影した写真、フリー素材(作品としてそれを使う意味や意義があるのか)、ことば、非一般的なフォント等
【既存の視覚的素材】
写真・映像作品等における住宅街や繁華街、看板、公共施設、美術館、店内、作品からは逸脱した室内(収集癖の要素が強すぎる室内、匿名性のない室内)等
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現代美術の解体
1.材料
支持体-ステラ、絵画とドローイング(素描)美術的立ち位置、ひとはなぜドローイングをするか/ドローイング論
絵画組成-物質と現象、物理、科学、行為、時間(材料の調達〜フィニッシュまで/伝統的な年月と制作的年月を包括した事象、その主張)
2.道具
道具的意味合い、未来の道具-食パンからメディア機器へ
本質-利用-何の目的で道具を使うか、機器の利用との相違/道具論
3.形式
本質の追求・結果の形式、形式の先行と本質の破棄・形式の先行と本質の付帯、形式の魅力とは何か(道具論)
4.絵画の美術的立場
絵画をやる上で明確なヴィジョンを持たなくては美術史上辻褄が合わないこと、なぜ絵画をやるのか、適切なメディウムとそのメディウムに対しての具体的な自覚/原理の持参
5.美術史とは何か
6.現代美術の新しい領域
7.デザイン=環境設計、二義的な美術
8.技術と美術の立ち振舞い、権威性について
9.こどもと芸術
